近所のお寺で年末の焼き芋会があるとのことで行ってきた。
落ち葉をきれいに掃き集めてお手伝いをしたら、焼き芋をもらえるシステム。2歳児だろうが小学生だろうが、みんなが思い思いに落ち葉を集め、決められた場所に集めていく。それを地元のおじいちゃんおばあちゃんが焚き火にして燃やして焼き芋をつくる。
地元の人たちが、色々な年齢層で集まり、普段合わない人と会話する。知らない人と会話をする機会は子供を一回り成長させる。
きちんとした言葉遣いを使う経験にもなるし、知らないことを教えてもらう機会にもなる。
子どもたちは竹ぼうきの使い方を教えてもらったり、火の扱い方(火打石の使い方から、火のおこしかた、風向きについて、木の枝と竹の燃え方の違いなど)などいろんなことを吸収していた。
家と学校の往復で両親と先生としか話さない生活では得られないわくわくがあった。
この場所でスマホを取り出して焚き火の写真を撮る大人は野暮。火を見て、煙のにおいを感じて、その場を楽しめる大人でありたい。焚き火の楽しみ方を子供に教えてあげられる大人でありたい。そして周りの大人たちとの会話を楽しみたい。積極的に会話を楽しみ、おじいちゃんおばあちゃんから生きる知恵を吸収したい。
敬語が使えない子供たちというのは、近所の老若男女の人たちと触れ合う機会を持てていないのじゃあないかなと思った。地位の集まりというのは、やっぱり大事なものだな。