本が好きな人は紙の書籍ではないと読んだ気がしないと言いますよね。私もそのタイプです。だけど、重くてかさばるのも事実。昔は参考書を山のように重ねて勉強していましたが、いまはタブレットやパソコンで勉強をする時代です。
英語の学習には、電子書籍と紙の書籍のどちらがいいのでしょうか?結論を言うと、うちではどちらも活用しています。それぞれ良い点と悪い点があるので、好みに合わせて使い合わせるといいかと思います。
- 本を読むことで身に付く英語能力
- 電子書籍のメリット・デメリット
- 紙の本のメリット・デメリット
- 英語学習にKindleがおすすめの理由
- KindleとAudibleを併用することで、リーディングとリスニングが自分で学習できる
- まとめ
本を読むことで身に付く英語能力
英語学習のスキルには、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つがあります。本を読むことで身に付くのは、「読む」の部分ですね。電子書籍のリーディング機能をを使うとさらに「聞く」も強化することができます。
文章を読むことで、英会話で習得できる口語だけでなく、きちんとした文語の文章が身に着けられます。英語は、単語の使い方やウィットの利かせ方で、文章のうまい下手が判断されます。古典やベストセラーなどの英語の本を読み、きれいな文章に触れることで、きちんとした英語の文章を書くことができるようになるのです。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍のメリットは、なんと言ってもかさばらないところ。他にもこんなメリットがあります。
メリット
- 紙媒体よりも安く本を購入できる
- 電子書籍オリジナルのコンテンツもある
- いつでもどこでも読み放題
- 試し読みができる
デメリット
- 目が疲れる
- 書き込みがしづらい
- ぱらぱら読めない
電子書籍は、自分のタブレットにアプリをダウンロードして読む方法と、専用端末を使って読む方法があります。端末にダウンロードして保存しておけば、ネットにつながっていなくても読むことができます。
電子書籍だと好きな本をその場ですぐに購読できます。アマゾンで購入して、届くまで数日間待たなくてもいいんですね。英語学習には多読が良いと言われますが、気に入った本を好きなだけ読めるのは、大きなメリットだと思います。
紙の本のメリット・デメリット
紙の本のデメリットは、重さですね。特に英語の本を読むとなると、本と別に辞書も持つ必要があります。どちらも紙で持ち歩くとなると、かなりの重労働ですよね。
メリット
- 集中できる
- ひとつひとつ自分で調べたほうが覚えやすい
- 線を引いたり書き込みができる
デメリット
- 重くてかさばる
紙のメリットとして上げた「集中できる」ですが、ここが重要なポイントだと思っています。
私は広告編集のお仕事をしているのですが、広告の文章の最終チェックでは必ず紙に印刷してチェックをするんです。それにより、パソコンの画面では気づかなかった誤字脱字やミスに気づくことができます。
紙の文字を読む時の脳と、画面上の文字を読むときの脳の動かし方が違うからと言われています。紙の文字を読むほうが、文字を分析して頭の中で咀嚼しようとする動きが活発になるので、良く読めるんですね。これにより言語の習得もスムーズにできると私は考えています。
英語学習にKindleがおすすめの理由
親世代が子ども時代に紙の辞書を使って、単語カードを自分でつくって英語の勉強していたからといって、自分の子どもたちも同じように勉強させる必要はないですよね。せっかく便利なデバイスがあるのであれば、ぜひ活用して使わせてあげたいです。
Kindle(キンドル)はAmazonの電子書籍リーダー。読書専用のデバイスで本を読むことで、SNSの通知などで気が散らず、読むことだけに集中できます。他にもいくつかある電子書籍用端末の中でダントツに使いやすいものです。Kindleで英語の書籍を読むと、英語学習に役立つ便利な機能がたくさんついていて、とても便利です。
英語学習で使えるKindleの便利機能
- 辞書機能:わからない単語をさくさく調べられる
- ウィキペディアで検索:知識を広げることができる
- ハイライトで線を引く:大切なところにマーカーで色を付けられる
- フラッシュカード機能:覚えたい単語を単語帳にまとめて暗記
- Word Wise機能:難しい単語の意味を、簡単な英語で解説してくれる
- オーディオブックと連携できる:リスニングも合わせて学習できる
Kindle Unlimitedは月額980円で洋書含む小説・雑誌・漫画など200万冊以上が読み放題。初めの1ヶ月は無料でお試しできるので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
KindleとAudibleを併用することで、リーディングとリスニングが自分で学習できる
小学校の国語の時間で、教科書の音読をしていたと思います。英語の学習も、声に出して読み、音を耳から覚えると効果的と言われています。おすすめしたい英語学習法が、Kindleで買った本と同じオーディオブックを買うこと。お子さんが英語の本を自分1人で読み進めるのは、つまずくこともたくさんあると思います。オーディオブックでリーディングをサポートしながら読めば、すらすらと読み進めることができるのです。
AmazonのオーディオブックAudibleは月額1500円でプロのナレーターが朗読した本を聞けるサービス。書籍だけでなく、オリジナルのポッドキャストも充実しています。30日間無料体験実施中なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
本が好きであればあるほど、紙の本にこだわる方は多いと思います。お子さんの英語学習のために効率を考えると、紙の本だけでなく、電子書籍も併用して使うと良いかと思います。紙の本をめくるわくわく感や、独特の紙の香りなどを楽しむ経験も味わいながら、電子書籍の便利な機能でどんどん英語を吸収させてあげてください。特に英語の本は日本で買うと価格が高かったり、流通量が少ないので、電子書籍で世界中の英語の本を読ませてあげることができるのは魅力ですよね。